【注意喚起シリーズ 第2回】エコキュートの『おまかせ運転』を止めていませんか?|エコキュート編

⬛ 本記事は「注意喚起シリーズ」第2回です。(給湯器・エコキュート共通編)


冬の朝、「お湯が出ない」「タンクの湯が減っている」「夜間に沸かしていないようだ」というお問い合わせが増えます。


実際に現場で確認すると、ほとんどが機器の故障ではなく、**設定や操作ミスによる“制御停止”**です。


メーカー各社も公式サイトで繰り返し注意喚起していますが、説明書を見ずに“壊れた”と判断してしまう方が非常に多いのが現状です。


本記事では、エコキュートの「沸き上げが行われない」「お湯が出ない」といったトラブルの多くが、誤操作・設定変更によって発生する仕組みを整理します。




🟩 沸き上げが行われない主な原因

エコキュートは深夜電力を使ってお湯をつくる「時間帯制御式」の機器です。

このため、次のような設定が変更されると、タンクが沸かされず「お湯がない状態」になります。


1️⃣ おまかせ運転・自動沸き上げがOFFになっている

リモコン操作で手動モードに切り替えたまま戻していないケースが多く見られます。

この状態では、夜間の自動沸き上げが行われません。



2️⃣ 深夜電力の時間帯設定がズレている

停電やブレーカーOFF後に時計がリセットされ、電力会社の夜間帯と一致していない場合があります。

その結果、ヒートポンプが動作せず「時間外」と判断されることがあります。



3️⃣ 沸き上げ停止モード・外出モードのまま

長期不在時などに設定した「沸き上げ停止」を解除し忘れ、翌日以降もそのままになっている例も多くあります。



🟦 メーカーが注意喚起する“誤作動ではない事例”

実際にメーカーが公表している内容の多くは、次のような“問い合わせが多いが故障ではない”ケースです。


  • 夜間以外(昼間)はお湯をつくりません(深夜電力利用のため)
  • 停電中やブレーカーOFF中は作動しません
  • 外気温が低いと加熱までに時間がかかります
  • 「おまかせ運転」をOFFにすると、ヒートポンプは自動で起動しません


👉 このように、ほとんどの「沸かない」「動かない」トラブルは、正常動作の範囲内です。

取扱説明書やメーカーサイトでは必ずこれらが記載されていますが、実際には“見落とし”による誤解が圧倒的多数です。



🟦 冬季に多い“誤解と実際”

冬場は外気温が低下し、ヒートポンプが加熱効率を下げます。

そのため、夏季と比べて“お湯がたまるまでの時間”が倍近くかかることもあります。


  • 「お湯がぬるい」と感じても、実際は加熱中
  • 「湯量が減った」と感じても、設定湯量が“節約モード”になっているだけ
  • 「夜中に音がしない」と思っても、外気温制御で静音運転中


👉 このように、現象の多くはエラーではなく、環境制御の結果です。



🟦 再発防止と確認のポイント

一度設定を誤ると、翌日以降も自動運転が行われず、「またお湯が出ない」「再び沸き上げない」といった状態が繰り返されます。

このようなトラブルを防ぐには、基本設定と電源状態の確認を習慣化することが重要です。


とくに冬季は、深夜電力時間帯や運転モードのずれが目立ちやすいため、以下の項目を定期的に見直しておくと安心です。


  • 「おまかせ運転」または「自動沸き上げ」設定をONにする
  • 深夜電力時間帯が正しいか(時計リセットに注意)
  • 外出・停止モードを解除する
  • 冬場は“沸き上げ開始時刻を1時間早める”のも効果的
  • 停電・電源断の後は、表示パネルに「時刻ズレ」がないか確認する


👉 この基本確認で、メーカーや修理業者への不要な問い合わせの7〜8割は回避できます。




🟩 まとめ

エコキュートの「動かない」「お湯が沸かない」という症状の多くは、誤設定・時間ズレ・運転モードOFFが原因です。

機器自体の故障よりも、操作や電源条件による“制御中断”の方が圧倒的に多く、メーカーも毎年冬季に向けて注意喚起を行っています。


寒波期に「壊れた」と感じたら、まずはリモコン設定を一度確認してみてください。

説明書を読むだけで解決するケースは少なくありません。



🕓 更新日:2025年12月1日

※ 本記事は家庭用エコキュートを対象としています。

※ 設定方法や制御動作はメーカー・機種によって異なります。




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