【よくある質問シリーズ〈井戸ポンプ編〉第2回】井戸ポンプが止まらない・動きっぱなしになるときの代表原因とは?

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井戸ポンプが止まらない(動きっぱなし)ときの原因と家庭でできる確認ポイント

井戸ポンプが止まらずに動き続けるときは、圧力スイッチの不良が最も多く、次いでフロースイッチやその他の制御部の異常が関係することがあります。家庭でも気付きやすい症状が多いため、早めの判断が大切です。


⬛ はじめに

井戸ポンプが動きっぱなしになる状態は、内部の制御が正常に働いていないサインです。起動と停止を切り替える圧力スイッチの不良が代表的で、停止側の信号が出ずにポンプが止まらなくなることがあります。また、流量を検知するフロースイッチの異常が重なると、流量を誤認して停止しない・逆に途中で止まるといった症状も現れることがあります。この記事では、動きっぱなしのときに多い原因と、家庭で確認しやすいポイントを整理しています。



🟩 ❓ 質問と回答


◼️ Q:井戸ポンプが止まらずに動き続けています。これは故障ですか?



◼️ A:はい。故障の可能性が高いです。


井戸ポンプは、圧力や流量を読み取って「止める・動かす」を判断しています。どこかの制御が正しく働かないと、停止すべき圧力に達しても止まらず、動き続ける状態になります。見た目は同じでも、圧力スイッチとフロースイッチでは原因が異なるため、どちらの異常なのかを判断することが大切です。


🟦 解 説:部位で異なる典型症状

井戸ポンプが「止まらない・動きっぱなし」になる場合、同じように見えて原因の部位によって症状の現れ方が大きく異なります。とくに 圧力スイッチ系の異常 と 流量検知(フロースイッチ)系の異常 は似た現象を引き起こすため、どちら側の不良かを判断することが重要です。ここでは、停止異常に直結しやすい代表的な部位と、その典型症状を整理します。


1️⃣ 圧力スイッチ(起動・停止スイッチ)の故障

井戸ポンプの起動と停止は、内部の圧力スイッチが水圧を読み取りながら制御しています。ここが故障すると「停止側の信号」が正しく出ず、ポンプが止まらない状態になります。接点の焼損や湿気による腐食、虫の侵入による導通不良が典型的で、動きっぱなしの原因の約八割を占めます。


2️⃣ フロースイッチ(流量スイッチ)の故障

フロースイッチは「水が流れているかどうか」を検知し、その情報を制御部に伝える部品です。井戸ポンプには基本的に組み込まれており、一定量の水が流れているときだけ接点が入り、ポンプの運転状態を正しく制御します。流れを正しく検知できないと、ポンプが止まらずに動き続けたり、逆に途中で止まってしまうことがあります。


フロースイッチが故障すると、次のような現象が起こることがあります。

  • 水量を正しく検知できず、止まるべきところで止まらず動きっぱなしになる
  • 逆に“流れがない”と誤認し、一定時間運転した後に保護停止する


井戸水特有の水垢が可動部や接点に付着することで動きが妨げられ、通電不良を起こす例が多いです。圧力スイッチほど故障頻度は高くありませんが、停止異常に関わることがあります。



🔻 詳しくは下記をご覧ください。


🟨 要点

1️⃣ 動きっぱなしの約8割は「圧力スイッチ(起動・停止制御)」の不良

2️⃣ 水量検知部(フロースイッチ)の誤作動でも停止しない・途中停止が起こる

3️⃣ 湿気・虫・水垢など周囲環境が故障を加速することがある


🟨 記事構成

  1. 第1章|止まらないときの主な原因
  2. 第2章|家庭で確認しやすいポイント
  3. 第3章|この状態を放置するとどうなるか
  4. 第4章|まとめ|動きっぱなしは早めの点検が大切



🟩 第1章|止まらないときの主な原因

井戸ポンプが止まらずに動き続ける場合は、停止を判断する圧力スイッチの異常や、流量を読み取るフロースイッチの誤作動、あるいは周囲環境が制御部に悪影響を与えていることが多いです。ここでは特に発生頻度の高い三つの原因を整理します。


1️⃣ 圧力スイッチ(停止側接点)の故障

停止圧に達しても「止める信号」が出なくなり、ポンプが動きっぱなしになります。接点の焼損や腐食が典型で、内部の金属部がわずかに傷んでいるだけでも信号が正しく伝わりません。


さらに、井戸ポンプの周囲に草花や植栽が多いと湿気がこもりやすく、アリやナメクジが電装部へ侵入して接点不良やショートを引き起こすこともよくあります。 外観が正常でも内部では劣化が進んでいる場合が少なくありません。


2️⃣ フロースイッチの誤作動

フロースイッチは「水が流れているか、流れていないか」を判断して制御部へ信号を送る部品です。ここが正常に働かないと、水が止まっているのに“流れている”と誤って判断しポンプが動き続けたり、逆に“流れていない”と判断されて途中で止まってしまうことがあります。井戸水特有の水垢が可動部に付着し、動きが妨げられることが多い原因です。


3️⃣ 周囲環境(湿気・虫・草木の影響)

湿気の多い場所では制御基板や接点が腐食しやすく、動作信号が正常に伝わらなくなることがあります。さらに、草木や鉢植えが周囲にあるとアリやナメクジの侵入が増え、電装部のショートや接点不良を引き起こす原因になるため、設置環境によって故障率が大きく変わります。



🟩 第2章|家庭で確認しやすいポイント

外観や現象を確認するだけでも、原因が圧力スイッチかフロースイッチか、それ以外なのかを推測しやすくなります。


  • 蛇口を閉めてもポンプが完全に止まらない
  • 吐水量が以前より弱くなっていないか
  • ポンプ周囲に草木や鉢植えが密集していないか
  • ポンプ本体が異常に熱くなっていないか
  • 最近、水の出が不安定になっていないか


👉 これらの確認で、制御側の問題か井戸側(水位・吸上げ条件)かの判断がしやすくなります。



🟩 第3章|この状態を放置するとどうなるか

動きっぱなしの状態が続くと、内部の制御部・モーター・配線が高温になり、劣化や破損が一気に進行します。停止制御の異常を放置すると次のような損傷につながりやすく、修理では対応できない段階へ進むことがあります。


  • 制御基板の焼損
  • 圧力スイッチの破損
  • フロースイッチの導通不良
  • モーター過熱による焼損
  • 配線の溶融・ショート


👉 長時間運転は故障の連鎖を生み、結果として交換が必要になることが多い点に注意が必要です。



🟩 第4章|まとめ

井戸ポンプが止まらずに動き続けるときは、圧力スイッチの停止側不良が最も多い原因です。次いで、フロースイッチの誤作動や周囲環境の影響が重なることで停止しなくなるケースもあります。放置すると制御基板やモーターの焼損につながり、最終的に交換が必要になることが多いため、異常に気付いた段階で早めに点検することが大切です。



🟢 次の記事(準備中)

🔗 第3回|井戸ポンプが “細かく起動停止を繰り返す” ときの代表原因            

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