井戸水の中に混ざる砂は、設備の詰まりや故障を招くことがあります。これを防ぐために砂こし器の設置が効果的ですが、正しい使い方と定期的なメンテナンスが欠かせません。
本記事では、砂こし器の役割や注意点、メンテナンス方法をわかりやすくご紹介します。
■ ご質問
井戸水に砂が混じっていて困っています。
砂こし器を取り付ければ、井戸水に含まれるすべての砂を除去できますか?
■ ご回答
砂こし器は、井戸水に含まれるすべての砂を完全に除去するものではありません。
あくまで、一定サイズ以上の砂を、一定量まで取り除くことが可能な装置です。
また、砂こし器には内部に砂が溜まる構造のため、定期的なメンテナンス(砂の取り出し)が必要です。メンテナンスを怠ると、水の出が悪くなったり、最悪の場合、水が全く出なくなることもあります。
■ 補足説明
① すべての砂は除去できません
一般的な砂こし器には、**金属や樹脂製のフィルター(パンチング板やメッシュ)**が内蔵されており、その穴のサイズによって砂を捕捉します。
しかし、穴よりも小さな砂粒は通過してしまうため、微細な砂まで完全に除去することはできません。
② 砂の堆積容量には限りがあります
現在主流の砂こし器は、コンパクト設計で堆積容量が少ないモデルが多く、砂がすぐに満杯になるケースもあります。
砂が溜まったまま放置すると、水圧が低下し、水の出が悪くなることがあります。
そのため、井戸水に含まれる砂の量に応じた定期的な清掃・点検が欠かせません。
③ メンテナンス性を高めるには
井戸水の取り込み経路に砂こし器を一元設置することで、砂を集中的に捕捉でき、管理がしやすくなります。
複数の蛇口や用途がある場合も、一か所で砂をまとめて処理できるため、メンテナンス作業が効率的になります。
■ まとめ
井戸水に混じる砂は、台所や洗面所の水栓、トイレや給湯器などの設備内部に詰まりや故障を引き起こす主な原因の一つです。砂こし器は、このような比較的大きな砂粒を効率的に除去し、井戸ポンプや配管設備を保護する役割を果たします。ただし、すべての砂を完全に除去できるわけではなく、微細な砂や異物は通過することもあります。
また、砂こし器は使用中に砂が内部に溜まるため、定期的な清掃やメンテナンスが不可欠です。これを怠ると水の出が悪くなるだけでなく、場合によっては機器の故障や水圧低下を招く恐れもあります。
さらに、地下水脈の変化や地震、周辺工事などにより井戸水の状態は変わることがあるため、現在は砂が混入していなくても早めの砂こし器設置による予防が重要です。当社ではお客様の井戸環境や使用状況に合わせた最適な砂こし器の選定・設置からメンテナンスまで、トータルにサポートいたします。
■ さいごに
井戸水に混じる砂は、日常生活の安心や設備の長寿命化を左右する重要なポイントです。砂こし器の設置と定期的なメンテナンスを行うことで、井戸ポンプや給湯器、水栓設備のトラブルを未然に防ぐことができます。
特に現在問題がなくても、突然の砂混入や水質変化によるトラブルリスクはゼロではありません。早めの対策が将来的な修理費用や交換コストの削減にもつながります。
当社では、専門スタッフが最適な製品のご提案から設置、アフターメンテナンスまで丁寧にサポートいたします。無料相談も承っておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
安心で快適な井戸水環境を守るために、まずはできる対策から始めましょう。
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