千葉県印西市|トレーサーガスと音聴調査で特定した無音漏水|造り付け流し台下のコンクリート下配管を修理

🟩 千葉県印西市|漏水調査事例【井戸水】【コンクリート構造物】

千葉県印西市の非分譲地に建つ戸建住宅(母屋+倉庫併設)で、外流し台下の配管から発生した微細漏水を特定した施工事例です。
造り付けのコンクリート構造下で音も濡れ跡も現れない難条件の中、トレーサーガスと音聴調査を併用し、わずかな圧力変化から異常を絞り込みました。
さらに倉庫側の水栓引込管では「ガスは漏れるが水は漏れない」非排出型圧損も確認され、二重の異常を一連で把握し、原因を解明しました。

🟧 要 点
◾ 調査手法:トレーサーガス+音聴調査によるハイブリッド特定。
◾ 発見内容:コンクリート下の外流し台・倉庫側で微細漏水を確認。
◾ 漏水の数:2箇所。
◾ 期間:2.5日(初動0.5日/本調査・修理2日)。
◾ 環境:砂質地盤+厚10cmコンクリートでガス・音反応が微弱。
◾ 難易度:特高(コンクリート構造物の破壊を伴う)。

🟧 調査の手法と手順
◾ 水素系トレーサーガス法を主体に、音聴調査・圧力挙動観測を併用。
◾ 圧力計降下を確認後、加圧0.18→0.23MPaに調整し、外流し台下と倉庫横で濃度上昇を検知。掘削でエルボ部ピンホールを確認。
◾ 修理後、再注入で再検知なし。圧力安定とポンプ動作を確認し完了。

🟦 基本情報
◾ 千葉県印西市|非分譲地|2階戸建(母屋+倉庫併設)|井戸水
◾ 漏水量:1分間あたり200mL未満(微細漏水・地表反応なし)
◾ 漏水数:2箇所
◾ 漏水箇所:外流し台下のVP管エルボ部/倉庫横の水栓柱引込管エルボ部
◾ 調査日数:本調査+修理 1日

🟦 現場状況
◾ 敷地:宅地+家庭菜園(約250坪)/非分譲地で建物間隔が広い
◾ 配管:母屋と倉庫を地中で連結。増設履歴あり・埋設深さ約40cm
◾ 地盤:砂質で透水性が高い
◾ 路面:コンクリートと玉砂利敷きのため、濡れ跡や音反応が出にくい

🟦 家屋と設備状況
◾ 家屋構造
▪️ 木造2階建て(母屋+倉庫併設)
▪️ 築36年

◾ 設備構成
▪️ 浴室(ユニットバス)
▪️ トイレ×2、洗面台×2
▪️ 台所・洗濯機水栓
▪️ ガス給湯器
▪️ 外水栓柱×3・散水栓×2

◾ 給水設備
▪️ 深井戸用水中ポンプ:テラル 25TWS-5.6-11
▪️ 三相200V/出力600W/使用18年

🟦 構 成
◾第1章|ご依頼の背景と現場概要
◾第2章|点検と調査の進展
◾第3章|トレーサーガス調査と音聴結果
◾第4章|修理工事と圧力安定化
◾第5章|調査考察と再発防止
◾第6章|まとめとお客様コメント


🟩 ご依頼の背景
施主様からのご相談は、「使っていないのにポンプが動く」「倉庫横の外水栓周辺で湿気を感じることがある」というものでした。
井戸ポンプは通常、蛇口を開けた時のみ作動するはずですが、夜間や外出時にも断続的に起動しており、電気代が数か月前から上昇していました。

現地で確認したところ、圧力計の針が停止後にゆっくりと下がる挙動を示し、非排出型の圧力低下が発生。濡れ跡や水音はなく、配管内部の微細漏水を疑い、非破壊調査の準備を進めました。

特に倉庫横の外流し台は、コンクリートブロックで造られた古い造り付け構造で、四方を厚さ10cm以上のコンクリートで覆われています。排水口以外に隙間がなく、漏水しても地表に出る経路がないことから、トレーサーガス調査と音聴調査を併用する方針としました。

🟩 第1章|調査の概要と目的――“無音漏水”を非破壊で特定するために
本調査の目的は、コンクリート構造下で進行する“無音漏水”を非破壊で特定し、井戸配管の健全性を確認することにありました。対象は外流し台および倉庫横の水栓配管で、いずれも砂質地盤に埋設されており、地表からの視覚的判断ができない状態でした。

砂質地盤は透水性が高く、漏れた水がすぐ吸収されてしまうため、濡れ跡が出にくく、音も聞こえにくい特性があります。このため、当初から非破壊調査と音聴調査の併用を前提とした段階的アプローチを計画しました。

🟦 1️⃣ 調査開始とガス法の限界
初動では、水素系トレーサーガスを用いた非破壊調査を実施しました。極微細な隙間にも浸透する特性を持つ手法ですが、外流し台は厚さ10cm以上のコンクリートで四方を囲われており、ガスの透過経路が遮断されていました。

結果として検知濃度は極めて低く、地表反応は得られませんでした。この段階で、ガス透過を主目的とした調査から音聴法を中心とした直接確認工程へ切り替える判断を行いました。

🟦 2️⃣ 穿孔音聴による位置特定
路面マイクによる一次検音では、流し台周囲から微弱な高音域ノイズを確認しましたが、方向性が不明瞭で明確な位置を特定できませんでした。

そこで、流し台の側面と背面に計3箇所の穿孔を行い、音聴棒を挿入して再測定しました。結果、側面部の穿孔点で最も明瞭な漏水音を検出。この箇所を中心にコンクリートを切断して掘削を進めたところ、深さ約40cm地点でVP管のエルボ継手部に線状の亀裂を確認しました。

漏水は極めて微細で、砂質地盤により水が即座に吸収され、地表には濡れ跡が現れない“無音漏水”の典型的な状態でした。

🟦 3️⃣ 修理と構造更新
破損部は撤去し、HIVP管とHI継手構成で再接続。耐衝撃性と気密性を確保したうえで、復旧はコンクリート再打設を行わず、発生土で埋め戻して玉砂利で仕上げました。

この方法により、再調査や配管点検が容易となり、将来的な修理コストを抑えられる構造へ改善しました。また、老朽化した造り付け流し台は撤去し、外水栓柱と樹脂製流し台の新構成へ更新しました。

コンクリート再打設に比べて費用を抑えつつ、維持管理性と点検性の両立を実現した改修内容です。

🟦 4️⃣ 再検査と圧力挙動の確認
修理後の再検査では、管内圧力の経時変化を観察しました。圧力保持はおおむね安定していたものの、倉庫側の水栓柱引込管で“圧のみが抜ける”挙動を確認しました。

この現象は非排出型圧損と呼ばれ、管内エア層の収縮やネジ部の微細な気密抜けが原因と考えられます。外部漏水は見られず、井戸ポンプ設備特有の内部圧力変化現象と判断しました。

🟦 章末まとめ
本章では、造り付け流し台という閉鎖構造の下で発生した微細漏水を、トレーサーガスと音聴調査を併用して非破壊で特定しました。

併発していた“圧力だけが下がる”現象も観測され、井戸設備における複合異常の実例として貴重な記録となりました。調査・修理・再検証を一連で実施し、構造改善と保守性向上を同時に達成した事例です。


🟩 第2章|初動調査と経路仮定――複合環境下での二重異常を追う段階的アプローチ
本章では、井戸ポンプが使用していない時間帯にも断続的に作動するという異常現象に対して、初動調査から原因特定に至るまでの流れを整理します。観測の過程では、外部漏水と内部気密低下が同時に進行している可能性が示唆され、段階的な調査計画を構築するに至りました。

🟦 1. 初期観測と圧力挙動の確認
現地ではまず、ポンプがどのような条件で起動しているかを把握するため、電気・圧力・動作の三系統を同時に観測しました。目的は、電装系の誤作動や圧力スイッチの故障を排除し、機械的異常か圧力異常かを切り分けることにありました。

ポンプが停止した直後から圧力計の挙動を追跡し、針の動きが時間経過とともにどう変化するかを詳細に記録しました。運転電流は安定しており、モーター音にも変調は見られず、吐出圧も基準値を維持していましたが、停止後の圧力計がわずかに下降を始める様子が確認されました。

🔷 観測結果:
▪️電流値:正常範囲
▪️吐出圧:正常範囲
▪️停止後:圧力計が緩やかに下降(非排出型の圧力低下)

🔷 判断
下降幅はごく緩やかで、明確な外部漏水の兆候は見られませんでした。ただし、針の戻り方が周期的に揺らぐ“呼吸挙動”を示しており、内部でわずかな圧力抜けが発生している可能性が高いと判断しました。そこで、圧力変化を数値的に確認する目的で保持試験を追加実施しました。

🟦 2. 圧力保持試験と挙動比較
次に、ポンプ停止直後から1時間にわたり圧力保持試験を行いました。試験中は各水栓を順に開閉し、通水による圧力変動を比較して、系統ごとの応答差を確認しました。
圧力計はほぼ一定速度で下降を続け、約1時間で0.05MPaの低下を記録しました。各水栓の開閉に伴う変動もほとんど見られず、全系統で同一傾向を示していました。

🔷 試験結果:
▪️圧力降下:約0.05MPa/時
▪️各水栓で挙動に差なし
▪️全系統で同様の緩やかな圧力低下を確認

🔷 判断
この結果から、特定区間に限定された破損ではなく、配管全体の気密が低下していると推定しました。わずかな気体漏れや内部空気層の変化によって、全体的に圧力が抜けていると考えられます。初期段階で明確な漏水反応は得られなかったため、非破壊手法による段階的な調査に切り替える方針を立てました。

🟦 3. 配管経路の仮定と構造的条件
現場には配管図面が残っていなかったため、施主様へのヒアリングをもとに、過去の配管増設経緯を再現しました。目的は、トレーサーガス注入経路を誤らないよう、全体の流れを概略的に把握することにあります。母屋から倉庫へ伸びる地中配管には、外流し台や散水栓が複数分岐しており、とくに倉庫裏手の流し台周辺では、厚さ10cm以上のコンクリート下にVP管が埋設されていました。

🔷 想定経路:
▪️母屋から倉庫へ地中配管で連結
▪️外流し台・散水栓が複数分岐
▪️倉庫裏手の流し台下:厚さ10cm以上のコンクリート下にVP管を埋設

🔷 判断
この構造条件から、漏水しても地表に濡れや音が現れにくいことが予想されました。コンクリート層と砂質地盤が音波を吸収し、ガス抜けも制限されるため、通常の音聴調査では反応を得にくい環境です。そこで、初動段階からトレーサーガス法を主軸に据えた非破壊調査を計画しました。

🟦 4. 音聴調査による初動確認
非破壊調査の前段階として、音聴棒および路面マイクを用いた確認を実施しました。母屋から倉庫にかけて複数箇所を測定し、特に外流し台や散水栓付近では繰り返し観測を行いました。外流し台周辺でごく微弱な高音域のノイズが検出されましたが、方向性が不明瞭で、音圧レベルも安定しませんでした。現場は砂質地盤に玉砂利が敷かれており、音波が吸収されやすい状態でした。加えて、倉庫周辺では電動工具や車両の通行音が重なり、解析の妨げとなりました。

🔷 観測内容
▪️外流し台付近で微弱な高音域ノイズを検知
▪️音量が小さく方向性が不明瞭
▪️地盤は砂質+玉砂利敷きで音波が吸収されやすい
▪️倉庫周辺では車両・工具音の混入が多い

🔷 判断
音聴調査単独では特定に至らず、音信号の減衰傾向からも反応精度に限界があると判断しました。そのため、より感度の高いトレーサーガス調査へ移行し、内部気密低下との関連を並行して観測する計画に切り替えました。

🟦 5. 圧力応答の再観測と内部要因の整理
倉庫側の地表は乾燥しており、目視での滲出や湿潤痕は確認されませんでした。ここで再度、圧力挙動を長時間観測し、内部的な要因に焦点を当てました。圧力は一定速度で緩やかに降下し、途中で安定して停止しました。圧力計の針は中点付近で静止し、いわゆる「非排出型圧損」の典型的挙動を示しました。

🔷 観測内容
▪️圧力は一定速度で降下
▪️降下途中で安定(完全漏れではない)
▪️圧力計の針が中点で静止する非排出型挙動を示す

🔷 判断
この現象は井戸ポンプ特有の内部要因によるものと判断しました。管内のエア層が時間経過とともに水に溶け込み、圧力を徐々に吸収することで、外部に漏れがなくても圧力が下がる状態が生じます。さらに、継手ネジ部のわずかな気密抜けが重なると、圧力計が安定値に達するまでの降下がより顕著になります。こうした現象は実漏水と並行して発生することが多く、両者を同時に観測する必要があると判断しました。

🟦 6. 二段構成による調査計画
以上の初期観測を整理した結果、調査を二段階構成で進める方針を確定しました。第一段階ではトレーサーガス法により外流し台下の実漏水を特定し、第二段階では倉庫側配管の圧力抜けを同時観測することで、二重異常の関係を整理します。これにより、実漏水と内部圧損の両面を統合的に分析する狙いです。

🔷 調査構成
▪️第1段階:トレーサーガス調査で外流し台下の実漏水を特定
▪️第2段階:倉庫側配管の圧力抜けを同時観測し、二重異常の関係を整理

🔷 実施手順
▪️調査は非破壊で段階的に実施
▪️ガス反応が得られない場合は音聴へ切り替え

🔷 判 断
非破壊手法の組み合わせにより、破壊範囲を最小限に抑えながら調査精度を確保できると判断しました。圧力応答とガス濃度変化を同時に観測することで、外漏れと圧損の因果関係を整理し、修理工程を合理化する見通しを得ました。

🟦 7. 初動結果と方針確定
段階的調査の初期段階で、外流し台周辺においてトレーサーガス反応がわずかに上昇しました。その位置で音聴棒を使用したところ、微弱ながら明確な漏水音が確認され、データが一致しました。

🔷 判断
外流し台下で実漏水が進行していると確定し、修理計画を同日中に策定しました。以後は破壊範囲を限定した開口調査に移行し、配管修復を実施する方針を決定しました。

🟦 章末まとめ
本章では、非排出型圧損と微細漏水が併発する複合事例を段階的に整理し、外部・内部両面から分析しました。圧力計の挙動、音聴反応、ガス濃度という異なる情報を重ね合わせることで、無駄な破壊を避けつつ的確な特定に至ることができました。本事例は、音や濡れといった従来の指標が得られにくい環境下においても、段階的調査が有効であることを示した実例です。


🟩 第3章|トレーサーガス調査と結果――コンクリート造り付け流し台下の微細漏水を非破壊で特定
初動調査で漏水の可能性が高いと判断された外流し台下部について、非破壊で内部異常を把握するためにトレーサーガス調査を実施しました。
本手法は、水素系ガスの極微細な浸透特性を利用し、目視や音聴では確認できない微小漏れを検出できることが特長です。
ただし、地表が厚いコンクリートで覆われている場合、ガスが地上へ抜けにくく反応が弱まるため、調査には段階的な加圧と慎重な観測判断が求められます。
今回は午前から午後にかけ、母屋から倉庫へと延びる全系統を対象に、圧力を変化させながら測定を行いました。

🟦 1️⃣ 段階加圧による注入と反応の把握
最初に低圧(0.25MPa)でガスを注入し、倉庫側から順に検知器で濃度測定を行いました。地盤は砂質で透水性が高く、さらに流し台周囲が厚さ10cm以上のコンクリートで密閉されていたため、ガスの通気経路は極めて限定的でした。コンクリート表面に亀裂や隙間はなく、初回測定では明確な反応は確認できませんでした。

そこで、圧力を0.30MPa、0.35MPaと段階的に引き上げ、30分保持しながら再観測を行いました。結果、濃度上昇はごく微弱ながら流し台前面付近で検出され、この領域をガス反応の最も高いポイントとして記録しました。この段階で、造り付け流し台下部の配管に異常が存在する可能性が高いと判断しました。

🔷 小 結
地盤条件と構造条件が重なり、通常のガス抜け経路が形成されない環境下でも、段階加圧による慎重な観測で反応点を見出すことができました。

🟦 2️⃣ 音聴調査への転換と穿孔検証
ガス反応が限定的であったため、次の段階として音聴法に切り替えました。路面マイクで地表全体を確認したところ、流し台前面部からごく小さな「シュー」という連続音を検出。ただし、音量は極めて小さく、発生源はコンクリート層の下と推定されました。

このため、側面および背面の3箇所に穿孔を行い、音聴棒を差し込んで再測定を実施。結果として、側面穿孔点で最も明瞭な漏水音を検出し、この位置を中心にコンクリートを切断して掘削を進めました。深さ約40cmでVP管が露出し、エルボ継手部に沿って線状亀裂を確認。漏水は微細で、滲み出た水は砂地へ瞬時に吸収され、地表には一切の濡れ跡が現れませんでした。

🔷 小 結
音聴とトレーサーガスの併用によって、ガス透過のない構造下でも的確な位置特定が可能であることを実証しました。これにより、外流し台下の漏水箇所を確定できました。

🟦 3️⃣ 倉庫側での圧力抜け現象と再検証
外流し台側の修理を完了後、再度管内圧力を測定したところ、依然としてわずかな圧力降下が確認されました。再調査の結果、倉庫横の水栓柱引込管エルボ部からガス漏れが検出されましたが、水の滲出は見られませんでした。

この現象は、管内の圧力だけが抜ける「非排出型圧損」の典型であり、ネジ部やシール面の極小隙間を通じてガスのみが通過していると判断されました。こうした状態は井戸ポンプ設備ではしばしば発生し、水漏れがなくても圧力低下が進行する一時的なケースです。

🔷 小 結
漏水修理後の圧力降下が「水漏れ」ではなく「気密抜け」によるものと判断できた点は、誤判定防止のうえで重要な観察結果でした。

🟦 4️⃣ 修理と復旧の概要
確定した漏水箇所は、VP管のエルボ継手部でした。修理では、VP管を耐衝撃性のあるHIVP管に更新し、HI継手を採用して気密と耐久性を両立。造り付け構造であったため、復旧はコンクリート再打設を行わず、発生土による埋め戻しと玉砂利仕上げとしました。
これにより、将来の点検や再調査を容易に行える構造とし、保守性を高めています。

また、既設のコンクリート製流し台は老朽化が進行していたため、同位置に新しい外水栓柱と樹脂製流し台を設置しました。破壊したコンクリートの処分費のみで済み、再打設費用を抑えつつ機能性を向上させています。

🔷 小 結
非破壊調査の結果を踏まえた限定的な破壊修理により、コストを抑えつつ再発防止と保守性向上を同時に実現しました。

🟦 章末まとめ
本章の調査では、厚いコンクリート構造の下で進行していた微細漏水を、ガス反応が得られない条件下でも音聴調査との併用で特定することに成功しました。

また、修理後には「圧だけが抜ける」非排出型圧損の発生を確認し、井戸ポンプ設備特有の挙動として記録することができました。ガス法と音聴法を段階的に組み合わせることで、破壊を最小限に抑えながら確実な特定に至った本件は、非破壊調査の実効性と現場判断の重要性を示す好例といえます。


🟩 第4章|修理内容と圧力計の挙動――配管更新と保守性向上の実務
特定された漏水箇所は、造り付けコンクリート流し台の下に埋設されたVP管エルボ継手部でした。
外観からは一切異常が見られず、内部でごく細い線状亀裂が進行していました。砂質地盤のため滲出した水は地中に吸収され、地表が乾いたままであったことが発見を遅らせた要因と考えられます。

本章では、修理方針の判断理由と、復旧後に行った圧力観測・動作検証について詳しく記します。

🟦 1️⃣ 修理方針と施工準備
🔷 修理判断の背景と目的
造り付け流し台は、コンクリートブロックを積み上げ、外側をモルタルで塗り込んだ一体構造でした。配管はこの内部に完全に埋め込まれており、部分的な補修では対応できない状態。そのため、構造物を一部破壊して配管を露出させる必要がありました。
破壊範囲は極力小さく抑え、解体振動が既存配管へ伝わらないよう、切断は段階的に行いました。

🔷 配管露出と再接続の手順
露出した配管はVP管で、経年硬化と日射の影響による脆化が進んでおり、エルボ継手のネジ根元に沿って線状亀裂を確認。滲出量はごく少量ながら、持続的な微細漏水でした。

修理に際しては、長期耐久性と再点検性を優先し、VP管から耐衝撃性の高いHIVP管に更新。継手にはHI継手を採用し、シール剤には高耐圧型を使用しました。ねじ込み深さを均一に保ち、気密性と耐久性を両立させています。

この材質選定は、既設VP管が外気温変化による膨張収縮の影響を受けやすく、継手部応力が集中していたことを踏まえたものです。HIVP管は弾性と耐衝撃性が高く、同条件下でも破断リスクを抑制できるため、以降の再発防止効果が期待できます。

🔷 小 結
修理は単なる止水ではなく、材質・構造・応力分散を考慮した再設計的判断によるものです。

🟦 2️⃣ 復旧方法と構造改善
🔷 再打設を行わない構造選択
修理完了後の復旧にあたっては、コンクリート再打設を行わず、発生土で埋め戻したうえで表層を玉砂利で仕上げました。
この施工により、将来的な再掘削や点検が容易となり、構造全体の保守性が大幅に向上しました。

🔷 外流し台更新による保守性向上
造り付けコンクリート構造そのものが老朽化していたため、撤去後は現在主流の外水栓柱+樹脂製流し台の組み合わせへ更新。破壊したブロックやモルタルの処分費のみで済み、再打設や左官復旧を行わずに機能性を確保しました。

倉庫横の水栓柱についても、調査段階で「水は漏れないが圧力が抜ける」現象を確認していたため、将来的な気密低下を防ぐ目的で継手を再締結。ネジ山にシール剤を再充填し、仮圧試験にて保持性を確認しました。

🔷 小 結
再打設を行わない“可逆構造”としたことで、保守性・施工性・コストの三要素を最適化した改修です。

🟦 3️⃣ 圧力計の挙動と再検査
🔷 圧力安定の確認
修理後は、井戸ポンプを再稼働させて圧力計の動作を観測しました。停止後の針は安定して保持され、圧力降下もなく、保持時間は基準値内に復帰。外流し台下の漏水が完全に止水されたことを確認しました。

🔷 非排出型圧損の判断基準
併せて電流値測定を行った結果、起動時電流が低下し、ポンプ負荷が軽減。配管系統の気密と圧力保持が回復していることを裏付けました。

倉庫側引込管では非排出型圧損が継続していたものの、水漏れがないため再修理は不要と判断。ネジ部の気密を再調整した結果、圧力降下速度は緩やかとなり、異常動作が解消しました。

この再検査工程によって、外漏水と内部圧損の区別が明確になり、今後の診断基準として活用できる知見が得られました。

🔷 小 結
圧力と電流を同時観測することで、修理効果を数値で証明し、機械負荷の軽減まで把握できました。

🟦 4️⃣ 深井戸ポンプの動作確認と助言
🔷 電流値と動作安定性の評価
通水試験では、深井戸用水中ポンプの動作にわずかな不安定を確認。使用18年超で絶縁抵抗値は基準範囲内ながら、モーター始動時の電流が一時的に上昇しました。施主様には、推奨交換年数(15年)を超過していること、ならびに吊りロープの硬化による破断リスクを説明しました。

🔷 更新時期と安全指針
吊りロープが切断するとポンプが井戸内に落下し、回収不能になる事例があります。さらに、井戸パイプとの隙間にロープが挟まると、引き上げ作業そのものが不可能となり、最悪の場合は井戸の再掘削が必要になります。

自社統計では100件中1〜2件(主に使用15〜18年)で発生しており、安全確保の観点から12年で交換検討、15年を上限とするよう案内しました。この助言により、施主様は今後の更新判断を計画的に進められるようになりました。

🔷 小 結
修理後の健全性だけでなく、ポンプ寿命管理を見据えた情報提供を行い、設備全体の安全性を強化しました。

🟦 章末まとめ
今回の修理では、閉鎖構造下の漏水を確実に止水し、配管更新・構造改善・保守性向上を一体的に実現しました。

コンクリート再打設を避けて玉砂利仕上げとしたことで、点検性・再施工性・維持管理性を高め、圧力計の安定挙動と電流測定により修理効果を定量的に裏づけました。

さらに、深井戸ポンプの経年リスクを明示し、今後の交換判断を支援。結果として、本件は「構造・圧力・電装」を総合的に診断・改善した実務的な改修事例となりました。


🟩 第5章|調査の考察と再発防止のポイント――砂質地盤と造り付け構造がもたらす検知限界
今回の漏水は、砂質地盤・厚打ちコンクリート構造・静音環境という三重条件が重なったことで、発見が極めて困難な事例でした。地表には濡れや滲みの跡が一切なく、井戸ポンプの断続作動のみが唯一の異常兆候。このため、設備異常やスイッチ故障と誤認される可能性もあり、調査判断の精度が問われたケースです。

🟦 1️⃣ 砂質地盤がもたらす吸収と無音化
🔷 地盤特性と漏水音の減衰
砂質地盤は透水性が高く、漏れた水を即座に吸収してしまうため、濡れ跡や水たまりが表れにくい特性を持ちます。本現場では、漏水した水が地中で拡散し、地表に上がる前に消失していました。
さらに、乾燥した細粒砂であったため、流体摩擦による微振動が吸収され、音聴調査で捉えられる“漏水音”が極端に減衰したと推定されます。

🔷 非破壊調査における検知限界
このような環境下では、音聴法だけでの特定は難しく、トレーサーガス法などの「流体挙動を可視化する手法」が有効です。しかし今回は、地表が厚さ10cm超のコンクリートで完全に覆われており、ガスが地表へ抜ける経路が存在しませんでした。
そのため、ガス反応が弱まり、検出感度が制限される――いわゆる**“非破壊調査の検知限界条件”**に該当しました。

🔷 小 結
砂質地盤と密閉構造の組み合わせは、音・ガスともに減衰する最も検知困難な環境です。調査法を複数組み合わせる判断が不可欠です。

🟦 2️⃣ 造り付け構造がもたらす調査制約
🔷 構造要因による測定障害
造り付け流し台のような一体構造では、配管がコンクリート内部に固定され、外部からの打音や非破壊測定がほぼ不可能です。コンクリートと配管の隙間が少ない場合、水やガスは内部で閉じ込められ、表層に一切の反応が出ません。
本件では穿孔による直接音聴を組み合わせることで特定に至りましたが、この判断にはリスク管理と現場経験が不可欠でした。

🔷 井戸設備特有の非排出型挙動
また、修理後に倉庫側で発生した「圧力だけが抜ける」現象も、井戸設備に特有の構造が関係しています。管内の空気層が温度変化などで圧縮・収縮を繰り返すと、外漏れがなくても圧力だけが下がることがあります。さらに、継手ネジ部の気密が微弱に緩むことで、ガスのみが通過し水は漏れない――これが非排出型圧損の典型です。

こうした現象を誤って“漏水”と判断しないためには、圧力計の針を時間軸で観察し、降下速度や停止位置を比較検証することが重要です。

🔷 小 結
構造的な要因による“反応しない漏水”と、“圧だけが抜ける気密抜け”を正しく区別することが、現場判断の正確さを左右します。

🟦 3️⃣ 再発防止と点検の指針
🔷 構造・設備・運用面の3要素
再発防止の観点からは、次の3点を重点的に押さえる必要があります。

▪️造り付け構造を更新する際は、再掘削・点検が容易な構造にする。
▪️砂質地盤では音が伝わりにくいため、圧力計の推移やポンプ作動回数を定期記録する。
▪️井戸ポンプ周辺は換気性を確保し、湿気による電装部劣化を防止する。

🔷 定期観測と履歴管理の重要性
井戸ポンプ設備では、圧力タンクやスイッチなどの消耗部品が、あたかも漏水のような挙動を示すことがあります。
したがって、部品交換履歴と圧力挙動を並行して管理することが、早期発見と誤判断防止の鍵となります。特に砂質地盤の住宅では、「見た目の乾燥=健全」とは限らない点を常に意識する必要があります。

🔷 小 結
定期点検の目的は“故障前の兆候把握”です。環境特性に合わせた観測と記録を行うことで、再発リスクを大幅に減らせます。

🟦 章末まとめ
本件は、音・濡れ・地表反応のいずれも現れない「無音型漏水」の典型でした。砂質地盤と厚打ちコンクリート構造の組み合わせは、調査の物理的検知限界を生じさせます。
しかし、音聴・トレーサーガス・圧力観測を段階的に併用することで、確実な特定に到達できることが実証されました。

さらに、非排出型圧損という“水が漏れないのに圧が下がる”現象を併発した点は、
井戸設備調査における「圧力挙動の正しい読み取り」がいかに重要かを示す実例となりました。


🟩 第6章|日常点検とミキシングバルブ交換の目安――異常兆候を見逃さないために
井戸ポンプ設備は、外観上の変化が乏しくても内部で不具合が進行することが多く、わずかな挙動の違いが早期発見の手がかりとなります。特に、漏水と圧力低下が同時進行している場合は、ポンプ・圧力計・給湯機器の動作を一体的に観察することが重要です。
本章では、家庭でも確認できる点検方法と、交換・整備の目安を整理します。

🟦 1️⃣ 井戸ポンプまわりの点検ポイント
🔷 異常作動の初期サイン
井戸ポンプが停止中にも数分ごとに「カチッ」と作動音を立てる場合、配管や圧力タンク内部の気密が低下している可能性があります。
この状態を放置すると、ポンプが頻繁に起動・停止を繰り返し、接点焼損や制御基板の損傷につながります。

ポンプ周囲の湿気や結露が多い環境も注意が必要です。電装部や端子ボックスの腐食を早め、絶縁低下を引き起こすことがあります。湿気が残るとホコリを吸着しやすく、電気系統のトラブルを誘発する要因にもなります。

🔷 設置環境と安全管理
井戸ポンプの周囲に草木や物品が密集している場合、ナメクジやアリなどの侵入による短絡事故が起こりやすくなります。定期的に清掃し、通気を確保することで、電装部の温度上昇を防ぎます。また、屋外設置型の場合は、直射日光を避ける簡易シェードの設置も有効です。

🔷 小 結
「ポンプが頻繁に動く」「湿っている」――この2点は故障の前兆です。
小さな変化の段階で点検すれば、機器寿命を大幅に延ばせます。

🟦 2️⃣ エコキュート・ミキシングバルブの点検目安
🔷 井戸水特有の付着と動作不良
井戸水を熱源として利用する場合、水質成分(鉄分・カルシウム・マンガンなど)が
給湯機器内部に沈着し、ミキシングバルブの動作不良を引き起こすことがあります。出湯温度が安定しない、設定温度よりぬるい湯が出るなどの症状が現れた場合は、バルブ部に汚れやスケールが付着している可能性があります。

🔷 点検・交換サイクルの目安
井戸水環境でエコキュートを使用しているご家庭では、2年ごとの定期点検とフィルター洗浄、5〜7年を目安としたバルブ部品交換を推奨します。これは一般的な基準であり、使用湯量や水質によって前後します。また、出湯温度の変動が続く場合は、一次的に温度・圧力の同時計測を行い、必要に応じてメーカー点検を依頼することが望ましいです。

🔷 小 結
温度の違和感は、バルブ内部の「詰まり」か「反応遅れ」が原因です。早期清掃・交換により、給湯効率と衛生面の両立が図れます。

🟦 3️⃣ 再発防止とメンテナンスサイクル
🔷 設備別の交換目安
漏水や圧力不安定を未然に防ぐには、圧力計測と部品交換サイクルの管理が不可欠です。
推奨目安は以下の通りです。

▪️圧力タンク:5〜6年で交換(内部ゴム膜の劣化防止)
▪️圧力スイッチ:8年で交換(接点摩耗・通電不良の予防)
▪️井戸ポンプ本体:15年を限度に交換検討(モーター絶縁低下・吊りロープ硬化)

これらを計画的に行えば、突発的な故障や水道トラブルのリスクを大幅に軽減できます。特に圧力タンクの劣化は、ポンプ起動回数の増加に直結するため、「圧力が落ち着かない」と感じた時点で早期交換を検討すべきです。

🔷 日常点検と記録管理
圧力計の針の動き・ポンプ作動回数・出湯温度を日常的に観察するだけでも、異常の初期兆候をつかむことができます。これらの記録を簡易メモとして残しておくことで、点検時に原因特定が容易になり、不要な部品交換を防げます。

🔷 小 結
「交換サイクル」と「観測記録」を併用することで、突発トラブルを未然に防ぎ、機器寿命とランニングコストの両方を最適化できます。

🟦 章末まとめ
井戸ポンプ設備は、日常点検と定期交換を怠らなければ長期安定稼働が可能です。異常があっても「音がする」「温度が下がる」といった初期段階で対応すれば、修理費・電気代・水道費を大きく抑えられます。

井戸ポンプや給湯機器の挙動に少しでも違和感を感じた際は、早めに専門業者へ相談し、症状を正確に伝えることが最善の予防策です。
本章は“壊れてから直す”ではなく、“変化を感じたら確認する”という日常点検の重要性を示す実践的な指針となります。


🟩 第7章|まとめ――複合要因の中で確実に特定した非破壊調査の成果
本事例は、音も水跡も出ない無音型漏水を、トレーサーガス調査と音聴法を組み合わせて非破壊で特定した案件です。
砂質地盤・厚打ちコンクリート・井戸配管という三重の制約条件のもとで、ガス反応の弱い環境においても確実に位置を把握し、最小限の破壊で修理を完了しました。

🟦 1️⃣ 技術的成果と診断プロセスの確立
🔷 複合手法による検知限界の突破
本調査では、音聴法・トレーサーガス法・圧力観測の3手法を段階的に組み合わせ、それぞれの長所を活かしながら欠点を補完しました。
特に、地表に反応が出にくい条件下でも、濃度変化の微弱反応をトリガーとして音聴法へ切り替える判断を行い、結果的に最小破壊で確定に至りました。

🔷 圧力挙動と構造要因の統合的判断
圧力低下と漏水の同時進行を「外部漏れ」「気密抜け」「空気溶解」の3要因に分類し、時間経過と温度条件を加味して観察することで、単なる漏水診断を超えた圧力挙動解析を実現しました。これにより、外漏れと内部圧損の両立するケースでも正確な判断が可能となりました。

🔷 小 結
現場判断を手順化し、観測結果を理論的に裏づける調査体制が確立しました。

🟦 2️⃣ 構造・施工・保守の三位一体対応
🔷 修理方針と構造改善の成果
破壊範囲を最小限に抑えつつ、HIVP管・HI継手への更新で耐久性を確保。再打設を行わず玉砂利仕上げとしたことで、点検・再施工の容易さを実現しました。結果として、単なる修理ではなく保守性を前提とした構造更新に発展しています。

🔷 点検・交換サイクルの導入
修理後には、圧力・電流・出湯温度を定期観測項目として提案し、日常点検のサイクル管理を施主様へ共有しました。この運用を行うことで、再発防止・寿命延長・電気代抑制の3効果が得られる構造的改善へと繋がりました。

🔷 小 結
調査・修理・保守を一貫管理することで、再発を防ぐ“運用型の完了形”を確立しました。

🟦 章末まとめ
砂質地盤とコンクリート構造という不利な条件下でも、適切な判断と手順で非破壊特定を実現し、構造更新まで一貫して完了しました。
本事例は、技術・判断・保守の三要素が融合した総合的な漏水対処モデルです。


🟩 第8章|お客様の声と担当者コメント――“見えない漏水”を見つける安心感
🟦 お客様の声(全文掲載)
「ポンプが何度も動くようになり、どこかで水が漏れているのではと思っていました。音も水たまりもないので不安でしたが、詳しく説明していただき、原因が分かったときは本当に安心しました。コンクリートをすべて壊さずに見つけられたのが驚きです。修理後はポンプの動作音が静かになり、水の勢いも安定しました。井戸ポンプのことを一番よく分かっている業者さんだと感じました。」

🟦 担当者コメント
今回の現場は、漏水調査の中でも最も特定が難しい部類に入る条件でした。音も反応も出ない状況で、現場情報と圧力挙動の分析を頼りに、調査手法を段階的に切り替えながら進めました。
特に印象的だったのは、施主様が「どこまで壊すのか」と心配されていた点です。非破壊調査で反応を絞り込み、最小範囲で特定できたことが、安心感につながったと感じています。

修理完了後は圧力も安定し、動作音・電流値ともに正常化。今回のような複合要因の案件では、“焦らず段階的に判断する”姿勢が結果を左右することを改めて実感しました。


🟪 ご案内
井戸水を利用した住宅では、配管や給湯機器の内部で不具合が進行しても、外からはまったく気づけないことがあります。
音がしない・地表が乾いている・ポンプがときどき動く・湯温が安定しない ― こうした小さな違和感が、漏水や水圧低下の初期兆候であることも少なくありません。

早期に調査を行えば、コンクリート下や地中深部に広がる漏水も、破壊を最小限に抑えて修理することが可能です。
井戸ポンプの動作や給湯の温度変化に違和感を感じた際は、まずはご相談ください。

当社では、印西市・富里市・白井市・成田市・佐倉市・八街市・四街道市・栄町など印旛地域を中心に、千葉県全域および茨城県南部 でも、井戸ポンプ・配管・給湯設備の調査と修理に対応しています。

🟪 写真掲載について
本記事は、お客様のプライバシー保護および現場特定の防止を目的として、施工中・修理後の写真を一部または非掲載としています。掲載している場合は、周囲が特定できない範囲に限定しています。
周囲の建物や車両、門扉などから住所や個人が特定されるおそれがある場合は、写真を公開せず、文章による説明のみを掲載しています。

  • 竣工日

    2025年3月

  • 場所

    千葉県印西市

  • 施工内容

    ①漏水調査工 ②漏水修理工

  • 構造

    木造2階建て住宅、軽量鉄骨造倉庫

  • 完工時築年数

    36年

お客様の声

「ポンプの作動がおかしく、原因が分からず困っていましたが、詳しく調べてもらって漏水箇所がすぐに分かりました。
給湯の温度も安定して安心しています。」

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戸建て

千葉県成田市|漏水調査事例|トレーサーガス+音聴で音のしないコンクリート駐車場下の漏水を特定&修理|築30年戸建

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