千葉県成田市/井戸ポンプ修理から漏水調査へ進展。井水管設備の埋設バルブからの滲み漏れを特定&修理

▶工事名
①井戸ポンプ修理
②漏水調査および修理

▶調査の経緯
井戸ポンプを使用していないのに一定間隔で動いてしまうため、井戸ポンプ修理の依頼を頂く。井戸ポンプの修理を行った結果、漏水と判明しため調査となる。


■井戸ポンプの修理箇所
・アキュームレーター(圧力タンク)の交換
→圧力タンクに内蔵されているゴムが切れ、水が入り込んでいた為に正常に井戸ポンプが動作していませんでした。

※当部品が故障すると井戸ポンプは、頻繁もしくは一定間隔で起動と停止を繰り返してしまいます。


■漏水箇所
①道路を挟んだ向いの敷地にある外水栓柱に繋がる埋設給水管の継手部が亀裂していたため、水が漏れていた。
②この外水栓柱専用の地中埋設されたゲートバルブのスピンドル部から水が滲み出ていた。
③外流し用に設けられた露出配管の継手部(エルボ部)から水が滲み出ていた。


■調査内容
①1箇所目:地中の井水配管継手部からの水漏れ(外水栓用)。
→浅型用と深型用の路面調査用音聴器を使い、漏水箇所を特定し、修理を行う。
その後、井戸ポンプに圧力計を設けた結果、圧力が下がるため再調査へ。

②2箇所目:地中のゲートバルブ本体からの滲み漏れ(外水栓用)。
→トレーサーガス調査にて、スピンドル部から僅かに滲み出る水漏れを特定し、修理を行う。
しかし、井水配管内の圧力が下がってしまうため、再調査へ。

③3箇所目:外流し用水栓用の露出配管継手部から水漏れ。
→小型デジタル式音聴棒機を使い特定し、修理を実施。2箇所の漏水を修理したことから、漏水量が増えて特定に至りました。
しかし、井水配管内の圧力が下がってしまうため、再調査へ。

④4箇所目:屋外の太陽ソーラー機器に繋がる井水管の継手部からの水漏れ。
→再度、家屋周囲にある機器を中心に調査したところ、家屋裏山に設けられた太陽ソーラー設備用の配管から水漏れを触手確認し、修理を実施。
その後、井水配管の圧力が下がらいことを確認し、調査が完了しました。

※漏水箇所の特定は、防寒用の保温材を剥ぎ取って接続部を触手したところ、僅かに滲み出た水が手についた為、特定することが出来ました。


■修理内容
①1箇所目と2箇所目(外水栓柱用の井水配管とゲートバルブからの水漏れ)
ゲートバルブ廻りのコンクリートを破壊撤去後、ゲートバルブの交換および埋設給水管を耐衝撃性の塩ビ管(HIVP)へ管種変更して完了しました。

②3箇所目(外流し水栓用の露出配管からの水漏れ)
保温材を取り除いたあと、継手材(給水栓用エルボ)を交換し、完了。
※給水栓用エルボは、水栓を取り付けるためのネジが設けてある専用の継手材です。亀裂が生じていたため、凍結破損が原因で水が漏れていたと思われます。

③4箇所目(太陽ソーラー機器に繋がる露出配管からの水漏れ)
ポリエチレンパイプ用の継手材(エルボ)を交換して、修理完了。


■特定方法
・トレーサーガス調査
・路面音聴調査(浅型と深型)
・音聴棒調査(浅型)


■工事場所
・千葉県成田市


◆施工後のコメント
目に見えない微量の漏水であっても、長期間放置すると地盤沈下・水道代の増加・衛生リスクなどに繋がります。
今回のような「水を使っていないのに井戸ポンプが勝手に動いたり、止まったりを繰り返している」という段階でのご相談が早期解決のカギになります、井戸ポンプの短命化や高額な電気代の支払いを防ぐ事ができます。


◆総評
今回は、千葉県成田市で井戸ポンプ修理が漏水調査・修理に進展した現場をご紹介致しました。
当現場では、①トレーサーガス調査、②路面音聴調査、③音聴棒調査を行った結果、地中に埋設された井水管継手部の亀裂による水漏れ、ゲートバルブスピンドル部からの滲み出る水漏れなどを特定することが出来ました。

当社では、
①トレーサーガス調査
②路面音聴調査
③路面音聴棒調査
④屋内音聴棒調査
にて地中のどこから漏れているか分からない水漏れを探しています。水漏れでお困りの際は、ご相談ください。

今回の千葉県成田市を含め、周辺の印旛郡、佐倉市、八街市、富里市、千葉市などの千葉県と茨城県において漏水調査と修理を行っています。
「地面が湿っている」、「水道代が上がった」など、わずかな異変でもお気軽にご相談ください。

  • 竣工日

    2023年7月

  • 場所

    千葉県成田市

  • 施工内容

    漏水調査および修理

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