◆お知らせ
当社では井戸ポンプの調査、定期点検を行っています。

ポンプの運転状況、吐水量、絶縁抵抗測定などから、「直ぐに交換した方が良い」、「あと数年は使える」、「まだ交換の時期ではない」などの調査報告が可能です。

ご希望がございましたらお声掛けください。
※自社設置の井戸ポンプの場合は、無料です。


◆調査・点検の経緯
井戸ポンプの起動時の音が大きいということから依頼を頂き、現地の調査と点検を行うために伺いました。


◆現地の井戸ポンプ情報
・メーカー:イワヤポンプ
・型式:JQS-406-50
・出力:400W
・電源:単相100V
・モーターの劣化状況:最大5段階中5。
※動いている間の交換をお勧めしている状況でした。
・吐水量:毎分23~24リットル


◆井戸ポンプの状況
①現地の井戸ポンプは、イワヤポンプの型式「JQS-406-50」(単相100V、出力400W)が設けてあり、吐水量は毎分23リットル~24リットルほどで、3栓以上の同時使用を行わなければ、問題のない水量でした。

②井戸ポンプは、大きなガラガラ音を出しながら動いていました。またその音には時折、小さなガラガラ音が混ざっていました。

③当ポンプが経年劣化すると起動時と停止時の音が大きくなったり、大小の音が混ざり合ったう音を出しながら動きますので、これらの音から一定の使用年数と劣化が判断出来ました。


◆調査・点検で行ったこと
①井戸ポンプの種類と型式の確認
②起動と停止時のモーター音の確認
③モーター音と絶縁抵抗測定から劣化状況を確認
④吐水量と吐水圧の確認
⑤調査報告
⑥井戸ポンプ交換時の概算費用の提示


◆調査・点検の結果
①ポンプの起動時の異音などから、使用年数15年を大きく超えていると判断できました。
②モーターの回転音の検音と手動操作点検の結果、回転軸のブレや変形は確認できませんでした。
③吐水量と吐水圧はモーターの劣化に伴い少なくなってはいるが、通常使用に影響が出るほどの劣化ではなかった。
・吐水量:毎分23~24リットル
・動水圧:0.23MPa(単水栓1箇所使用時)

④ポンプの絶縁抵抗測定は良好。劣化を確認出来るが、直ぐに壊れてしまう値ではなかった。
⑤モーター音と羽根車から推測する劣化具合は、最大5段階で表すと「5」でした。
⑥異音の大きさとまばら具合から直ぐに交換を行う必要がある状態でした。



◆注意して欲しいジェットポンプ起動時の音とその原因
イワヤポンプ製ジェットポンプの使用年数が10年を超えると、起動音に乾いた「ガラガラ音」が混ざってきます。また、そのガラガラ音が大きくなったり、小さくなったりとまばらになってくることもあります。
このポンプの劣化は、起動時の音で判別できるほど、故障に直結します。使用年数が10年を超えたら起動時の音に注意をし、音の大きさで交換をご検討ください。

【音の原因】
「ベアリングの劣化」と水を汲み上げる「羽根車周囲に錆が生じている」ことが原因で、ポンプが動くたびに「ガラガラした音」を出す様になります。
また、劣化の進行具合によっては、「ガラガラ音した音」に大小の音が混ざり合ってきます。

【補足】
「ガラガラ音した音」に大小の音が混ざり合ってきた場合、回転軸の変形、ベアリングの劣化、羽根車周囲の錆付着が進んでいる証拠で、さらに進行するとポンプが動かなくなります。

【まとめ】
これらの音を確認できた場合、12年を超えて使用していることが大半ですので、対応年数を大幅に超えて使用しています。
音の大きさやまばら具合によっては、使用年数に関係なく交換をご検討ください。
最終的にはポンプが動かなくなりますので、ポンプの症状に注意をして頂くか点検をご依頼ください。


◆既設ポンプの情報
・メーカー:イワヤポンプ
・型式:JQS-406-50
・出力:600W
・電源:単相100V
・モーターの劣化状況:最大5段階中5。
※動いている間の交換をお勧めしている状況でした。
・吐水量:毎分23~24リットル


◆工事場所
千葉県八街市朝日

  • 場所

    千葉県八街市朝日

  • 施工内容

    井戸ポンプの点検と調査(イワヤポンプ・JPS-406-50)

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