千葉県佐倉市|トレーサーガスで無音漏水の正体を解明!水道管継手の線状亀裂漏水を特定&修理

🟩 千葉県佐倉市|トレーサーガスで音のしない屋外給水管漏水を特定&修理|築35年・木造2階建
◾ 千葉県佐倉市|分譲地|戸建住宅|水道水|生活用水
◾ 漏水の数:1箇所(屋外給水管)
◾ 漏水箇所・材質:VP管エルボ部(線状亀裂 約5cm)
◾ 土質・路面:砂質(透水性高く、地表に水が上がりにくい)
◾ 調査手法:トレーサーガス調査
◾ 特記事項:微量・無音漏水(音では特定困難、ガスで局所特定)
◾ 調査日数:1日
◾ 築年数・構造:築35年・木造2階建

🟩 はじめに
本事例は、千葉県佐倉市の築35年・木造2階建の戸建住宅で実施した漏水調査・修理の記録です。地盤は砂質で水はけが良く、漏水しても地表に水が浮き出にくい環境でした。こうした条件では外観からの判断が難しく、音聴調査だけでは特定が困難です。
本件では段階的に調査手法を切り替え、最終的にトレーサーガス調査で局所特定・修理に至りました。

本事例は、音が出ない“無音漏水”に対して、トレーサーガス調査の有効性を実証した一例です。音聴調査で判断が難しい現場でも、ガス反応の観測により確実な特定が可能であることを示しています。

🟩 ご依頼の経緯
水道検針員から「メーターが常時回転している」と漏水の疑いを指摘されました。当初は水道料金の増加幅が小さかったため様子見を続けられましたが、半年ほど経つうちに請求額が上昇。ご自身でも宅内外を点検したものの漏水跡は見当たらず、インターネット検索で当社を見つけられ、正式に調査のご依頼をいただきました。
漏水は自然に止まることはなく、時間経過とともに亀裂が拡大して漏水量が増える傾向があります。特に地震など外的振動が加わると進行が早まることがあるため、早期の点検が重要です。

🟩 現場状況
屋外給水管(VP管)が庭先から建物外周へ回り込み、各設備へ分岐する一般的な配管構成でした。地盤は砂質で透水性が高く、漏水しても地表面に濡れや湧きが出にくい条件です。こうした環境では音が地中で拡散し、音聴調査のみでの特定は難しくなります。

🟦 家屋と設備状況
◾ 家屋構造
・ 木造2階建て住宅

◾ 築年数
・ 約35年以上

◾ 設備構成:
・トイレ:1箇所(ロータンク式)
・洗面化粧台:1箇所
・台所:1箇所
・浴室:1箇所(サーモスタット式シャワー水栓)
・洗濯機水栓:1箇所
・給湯器:1基
・外水栓柱:2箇所

🟦 現場状況(参考)
◾ 配管埋設深さ:約30cm(一般的戸建住宅の外周配管構成)
◾ 土質:砂質(透水性が高く、漏水しても地表に現れにくい)
◾ 地盤状況:乾燥時は締まりが強く、音伝達が拡散しやすい傾向

🟩 初期調査と判断経緯
小型音聴器で屋内外の露出配管・水栓器具・給湯器接続部を順に確認しましたが、明確な漏水音は聴取できませんでした。
続いて路面音聴調査(路面マイク)を実施しましたが、砂質地盤特有の音の拡散傾向により確証を得ることができず、最終的にトレーサーガス調査へ移行しました。調査は掘削を伴わない非破壊手法を基本とし、破壊範囲を最小限に抑える方針で進めました。

🟩 調査方法の流れ
1️⃣ 小型音聴調査(一次確認)
屋内外の露出配管・水栓器具・機器接続部を順に確認。亀裂由来の連続音は確認できず、音による確証は得られませんでした。

2️⃣ 路面音聴調査(屋外配管の確認)
路面マイクで外周配管ルートを丁寧に走査。砂質地盤のため音が拡散し、特定に足るピーク音は得られませんでした。

3️⃣ トレーサーガス調査(局所特定)
給水管へトレーサーガスを注入し、地表で反応濃度を測定。局所的に高反応域が現れたため、直上を人力掘削。VP管エルボ部に約5cmの線状亀裂を目視確認し、漏水箇所を確定しました。ガス反応が明瞭であったため、追加の音確認は不要でした。

🟩 修理内容
・亀裂の発生したVP管エルボ部を撤去し、耐衝撃性塩ビ管(HIVP管)で再配管。
・継手を含む接続部の耐圧試験を実施し、漏れがないことを確認。
・管周りおよび管上部を山砂で埋め戻し、排水性を確保。
・通水後、水圧の安定とメーターのパイロット停止を確認し、作業完了。
・宅内外の水栓器具および給湯器の動作確認を行い、漏れや圧力低下がないことを最終確認しました。

🟦 補足:配管素材の変遷と耐久性向上
当時のVP管は耐衝撃性が低く、冬季の温度変化や外圧の影響で微細な亀裂が生じやすい傾向があります。現在は、HIVP管や架橋ポリエチレン管など、耐久性の高い素材が主流となっており、長期的な漏水リスクが大幅に軽減されています。

🟩 調査の結果と考察
本件は、砂質地盤と微量漏水が重なり音聴調査で確証が得にくい典型例でした。一方、トレーサーガス反応は明瞭で、ガス手法が特に有効でした。
亀裂はエルボ部に約5cmの線状で、中心部からの漏出が主因。経年劣化により樹脂の分子結合が弱まり、繰り返し応力で破断が進行したと考えられます。
耐衝撃性を高めたHIVP材への更新により、再発リスクを低減しました。

🟩 さいごに
今回の事例は、地盤が砂質で音が伝わりにくいという難条件下でしたが、トレーサーガス調査により、無音漏水の原因を正確に特定・修理することができました。

砂質地盤やコンクリート下など、地表に水が現れにくい漏水でも、当社では音聴調査とトレーサーガス調査を併用し、最小限の掘削で原因を特定します。

当社は佐倉市をはじめ、印旛地域・千葉市・茨城県南部での漏水調査・修理にも対応しております。水道料金や電気代の異常、地面の湿りなど気になる症状がありましたら、
お早めにご相談ください。

🟪 ご案内
漏水は、地表に症状が現れなくても進行していることがあります。
酒々井町を中心に、印旛地域(佐倉市・成田市・富里市・八街市・四街道市・印西市・栄町)、千葉市若葉区・芝山町・山武市など、千葉県全域および茨城県全域で調査・修理を承っています。

🟪 写真掲載について
本記事は、お客様のプライバシー保護および現場特定の防止を目的として、施工中・修理後の写真を一部または非掲載としています。
掲載している場合は、周囲が特定できない範囲に限定しています。
周囲の建物や車両、門扉などから住所や個人が特定されるおそれがある場合は、写真を公開せず、文章による説明のみを掲載しています。

  • 竣工日

    2025年3月

  • 場所

    千葉県佐倉市

  • 施工内容

    ①漏水調査工 ②漏水修理工

  • 構造

    木造2階建て住宅

  • 完工時築年数

    35年

お客様の声

今回の現場では、砂質地盤の下で起きた“音のしない漏水”という判断の難しい状況でしたが、トレーサーガス調査を中心に、音聴調査を併用することで原因箇所を正確に特定し、修理を行いました。
お客様からは、次のようなお声をいただいております。

「地面が乾いていたので、まさか地中で水が漏れているとは思いませんでした。音もなく、手がかりがなかったのですが、ガス調査でピンポイントに見つけてもらえて驚きました。掘ったらすぐにヒビが見つかり、対応も丁寧で安心しました。」

砂質地盤のように水が浸透しやすい場所では、地表に症状が出にくく、漏水音も伝わりにくいため判断が難しいことがあります。
当社では、非破壊で行うトレーサーガス調査と音聴調査を組み合わせることで、こうした“見えない・聞こえない漏水”にも確実に対応しています。

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