千葉県富里市|漏水調査事例|ポンプ修理からトレーサーガス調査へ ― 井戸水配管の亀裂漏水を特定&修理
🟩 井戸ポンプ修理から調査へ移行 ― “音なし漏水”をトレーサーガス調査で発見し、継手部の亀裂を修理した事例
◾ 富里市十倉|戸建|井戸水|生活用水
◾ 漏水の数 : 1箇所
◾ 機器の不具合 :なし
◾ 漏水状況 : 井戸ポンプが水を使用していないのに約20分ごとに起動と停止を繰り返していました。この作動状況から推定すると、漏水量は 毎分100ml程度で、2箇所からの微量な“音なし漏水” でした。
🟩 はじめに
「井戸ポンプが勝手に動いてしまう」「電気代が急に高くなった」――そんなご相談をきっかけに調査依頼をいただきました。
点検を進めると、井戸ポンプの異常動作だけでなく、地中配管からの微細な漏水も疑われる状況が見えてきました。
本事例では、井戸ポンプ修理に加えてトレーサーガス調査を行い、漏水箇所を特定・修理した一連の流れをご紹介します。
🟩 依頼の経緯
当初は「井戸ポンプが使っていないのに頻繁に作動してしまう」という症状で修理をご依頼いただきました。
井戸ポンプ自体の起動・停止動作は正常でしたが、実際には約20分ごとにポンプが自動的に作動する異常が確認されました。
このことから漏水の可能性が高まり、調査を進めた結果、井戸ポンプの地上部ユニット部に繋がる井水管の継手部に亀裂が生じており、“音なし漏水” が判明しました。
さらに、継手破損の背景には過去のバルブ交換時の無理な配管施工が影響していたと推測されました。
🟩 工事概要
▪️ 依頼の内容
・井戸ポンプ修理
▪️ 工事名
1.井戸ポンプ修理
2.漏水調査および修理
▪️ 水源・設備情報
①井戸水
②ポンプメーカー : イワヤポンプ(岩谷製作所)
・ 種類 : 深井戸用ジェットポンプ
・ シリーズ名 : JP型
・ 形式 : JPS-4051F-50
・口径 : 32mm
・電源 : 単相100V
▪️ 工事場所
千葉県富里市十倉
🟦 1.漏水調査について
今回は水漏れ量がとても少なかったため、音聴棒調査では特定に至りませんでした。
そこでトレーサーガス調査へ切り替えた結果、井戸ポンプ吐出部に繋がる井水管からの漏水を発見することができました。
🟩 漏水箇所と原因
▪️ 漏水箇所 : 井戸ポンプの地上部ユニット部に繋がる井水管の継手部
▪️ 原因 : 経年劣化による継手部の亀裂
▪️ 状況 : 漏水が継手底部からの微量であったため、地表に現れなかった。
➤ 補 足
▪️ 経年劣化や使用環境によって、継手部や配管に亀裂が生じることがあります。
▪️ 今回の漏水は継手底部からの微量漏水で、砂地の地質も影響して地表には現れず、外観や地表からの判断は困難でしたが、専門機器による調査で早期に発見し、被害拡大を未然に防ぐことができました。
🟩 修理内容
▪️ 亀裂した継手部を交換
▪️ 管種を耐衝撃性のHIVP管へ変更(再発リスク防止)
🟩 漏水の特定に至った手法
➤ トレーサーガス工法
今回の現場ではトレーサーガス工法により、地中に埋設された井水管の継手部から発生する微量漏水を迅速かつ正確に特定することができました。
➤ 補足: トレーサーガス工法とは。
配管内に無害ガスを充填し、漏水箇所からのガスの流出を検知。微量漏水でも検出可能で、地中埋設配管やコンクリート下の漏水に特に有効です。
これにより、通常の目視や水音だけでは発見困難な箇所でも、精密に漏水位置を特定できます。
➤ 補足: トレーサーガス工法で使用する機器とは。
① トレーサーガス発生装置 HT-60
👉 機器の詳細はこちら https://www.shirai-kogyo.jp/blog/kizai/172927
②トレーサーガス検知器 HUNTER H2
👉 機器の詳細はこちら https://www.shirai-kogyo.jp/blog/kizai/172929
🟩 漏水の特定に至った手順
今回は井戸ポンプ修理の後に漏水調査に移行となりました。
① 井戸ポンプの修理
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② 【初動調査】浅埋設型の音聴棒と路面マイクを使用した音聴調査
露出配管や設備配管を確認したが、漏水音は確認できず。
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③【本調査】深埋設型の音聴棒と路面マイクを使用した音聴調査
浅型・深型を使い分けて実施。漏水音に近い反応はあったが、特定には至らず。
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④【本調査】ガスを水道管内に注入して漏水箇所を特定するトレーサーガス調査
最終的に井水配管継手部の漏水を発見。
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⑤ 修理
➤ 補 足
▪️ 漏水箇所の地表面が砂地であったこと、漏水箇所が1箇所のみの漏水ですみましたので、費用を抑えることができました。
▪️ 地表面がコンクリートの場合、通常費用の1.5倍~2倍ほど掛かります。
▪️ 漏水箇所数の平均は、2~3箇所です。
➤ 補 足|使用した漏水調査機器
◼️ 初動調査
①浅埋設型音聴器(音聴棒)
👉 調査の詳細はこちら https://www.shirai-kogyo.jp/blog/kizai/172924
②深埋設型路面音聴調査器
👉 調査の詳細はこちら https://www.shirai-kogyo.jp/blog/kizai/172925
◼️ 本調査
①トレーサーガス発生装置
👉 調査の詳細はこちら https://www.shirai-kogyo.jp/blog/kizai/172927
②トレーサーガス検知器
👉 調査の詳細はこちら https://www.shirai-kogyo.jp/blog/kizai/172929
🟩 漏水調査・修理の総評
・漏水は音聴調査では確認できない“音なし漏水”であり、最終的にトレーサーガス調査によって正確に特定することができた。
・漏水箇所は継手部の亀裂で、地表に症状が現れず、外観や音だけでは判断困難だった。
・修理では、亀裂した継手部を交換するとともに、水道管を耐衝撃性のHIVP管へ更新し、再発防止を図った。
🟩 漏水調査・修理のまとめ
今回の事例は、地表に現れない微量漏水でも、トレーサーガス調査を導入することで短時間に特定できることを示した事例 である。
また、井戸ポンプに繋がる水道管をHIVP管に更新するなど、配管条件に応じた適切な補修を行うことで、同様のトラブル再発リスクを軽減できた。
漏水は電気代やポンプ稼働への影響に直結するため、異常が見られた際には調査と修理を早期に実施することが重要である。
🟦 2.井戸ポンプ修理について
井戸ポンプの点検を進めた結果、圧力系統の不具合が相次いで確認されました。
圧力タンク内部のゴム膜破損を起点に、圧力スイッチやパワーリレーなどの電装部品へも負荷が連鎖し、さらにフランジパッキンの劣化による微細な漏水が重なって、ポンプの異常作動と電気代の急増を招いていました。
以下では、交換した主要部品ごとの詳細と、その修理内容をご紹介します。
🟩 井戸ポンプ修理箇所
① アキュームレーター(圧力タンク)の交換
➤ 原 因
圧力タンク内のゴム膜が破損し、水が内部に入り込んでいたことが原因で、井戸ポンプが異常作動していました。
➤ 補 足
この部品が故障すると、ポンプは頻繁に自動起動・停止を繰り返します。放置するとポンプの寿命低下や電気代増加につながるため、早期交換が必要です。
② 圧力スイッチの交換
➤ 原 因
圧力タンクの故障により、井戸ポンプが頻繁に起動と停止を繰り返したことで、当部品の接点が頻繫に接触することに繋がり、接点が焦げ付いて導通不良になっていた。
③ パワーリレーの交換
➤ 原 因
圧力スイッチと同様の理由。
④ 井戸ポンプ揚水管用フランジパッキンの交換
井戸ポンプ地上部の揚水管接続フランジ部にある、専用パッキンが劣化し、配管の密閉性が失われていました。
上記交換部品と共に、井戸ポンプの起動と停止を繰り返すこと、電気代が急増したことに繋がっていました。
◼️ 補 足
▪️ 水漏れは「超極少量であったこと」と「配管を覆う保温材を伝って井戸の中に落ちていた」ことから外部に漏れ出すことが無く、施主様では発見が困難でした。
▪️ 圧力タンクの故障は、周辺の電装部品(圧力スイッチ、パワーリレー)やモーター部の故障に直結します。
◼️ 補 足|関連記事はこちら
井戸ポンプの故障原因と対策|前兆サインの見逃し防止ガイド
👉 詳細はこちら https://www.shirai-kogyo.jp/blog/news/187000
🟩 井戸ポンプ修理の総評
・井戸ポンプの異常作動は、圧力タンク内部のゴム膜破損が主因であり、これにより圧力スイッチやパワーリレーの電装部品にも負荷が掛かり、連鎖的に不具合が発生していた。
・フランジパッキンの劣化による微細な水漏れも加わり、結果的に「頻繁な自動起動・停止」と「電気代の急増」を引き起こしていた。
・修理では圧力タンク・圧力スイッチ・パワーリレー・フランジパッキンを交換し、ポンプ本体を含めた圧力系統の信頼性を回復させた。
🟩 井戸ポンプ修理のまとめ
今回の井戸ポンプ修理では、圧力タンクの故障が中核となり、複数の部品に不具合が連鎖していたことが確認された。
このように、井戸ポンプの異常作動は単一要因ではなく複数の部品劣化が重なって生じるケースが多いため、部分修理にとどめず圧力系統全体を点検・更新することが再発防止につながる。
早期に適切な部品交換を行うことで、ポンプ寿命の延長・電気代の抑制・安定給水の確保が可能となる。
🟩 さいごに
本事例では、井戸ポンプの異常作動に対し、漏水調査・修理と井戸ポンプ修理の両面から対応を行いました。
結果として、トレーサーガス調査による微量漏水の特定と修繕、さらに圧力系統部品の交換を実施することで、設備全体の安定稼働を回復することができました。
当社では、井戸設備に関する 漏水調査・修理、井戸ポンプ修理 を一貫して行っております。
佐倉市をはじめ印旛地域(酒々井町・成田市・富里市・四街道市など)を中心に、千葉県全域および茨城県でも多数の実績があります。
「井戸ポンプが頻繁に動いて止まらない」「水道代や電気代が急に上がった」といった場合も、ぜひお気軽にご相談ください。
地域密着の確実な調査・修理で、皆さまの暮らしを安心して支えます。
🟦 ご案内
漏水は放置すると、水道料金や建物の劣化、井戸ポンプの故障など深刻なトラブルを招きます。早めの発見と正確な特定が安心の暮らしを守る鍵です。
当社では**富里市を中心に印旛地域(佐倉市・成田市・酒々井町・八街市・四街道市・印西市・栄町)や周辺地域(千葉市若葉区、芝山町、山武市など)を含む千葉県全域および茨城県全域**で漏水調査・修理を実施。トレーサーガス調査や路面音聴調査などを組み合わせ、目に見えない漏水も迅速に特定しています。
また、井戸ポンプ業務は千葉県全域を対象に、修理・点検・調査、圧力タンクや砂こし器など周辺機器の設置まで幅広く対応しています。ご相談ください。
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竣工日
2024年1月
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場所
千葉県富里市十倉
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施工内容
①漏水調査および修理②井戸ポンプ修理

